当社の業務説明
土木建設業は、とても広範囲な仕事をします。ここでは、代表的な業務について紹介と豆知識を交えながら説明します。
土木工事とは
建物以外全ての工事を指します。
多岐にわたっている土木工事。後で大別種目の詳細を述べますが、総括して土木工事なのです。そのため、細々とした種目もあるためいろいろな技術と知識が必要とされます。
また、技術も知識も時代とともに新たものが加わったり変更されたりします。
私たち技術者は、常にその取得に勤しんでいます。
道路改良工事
国道・県道・市道の改良
国道は、番号1〜99号までの2桁と100号以上の3桁の国道があります。
2桁を国が管理して、3桁を県が国から委託を受けて管理しています。
県道は、市町村間を跨ぐ道路を管理していますが、現在の市町村合併によりその管轄内で収束する道路も多々ある状態です。
その他の道路が市町村が管理する道路であり、住まわれている方々一番身近に利用する道路となります。
これらの道路が、そこを通過する車両の近代化に伴う変化で道路の損傷が多くなっており、それに対応すべく道路の地下なる部分から耐えられるものへ変更する工事を改良工事といいます。
上下水道工事
配水管、下水管敷設
当社では主に、上水道の配水管、下水道管を道路下に敷設する工事と浄水場・処理場内の工事をおこなっています。
埋設する管は、昭和後期(今から40数年前)まで、土管が使用されていました。その後塩化ビニル管やコンクリート管、そしてダクタイル鋳鉄管や鋼管、ポリエチレン管などが使用されるようになりました。
橋梁工事
河川を渡るための
構造物
河川を渡るために橋は架けられます。橋の対応年数は概ね100年ですが、建設に多額の費用がかかるため寿命を伸ばす工事もおこなっています。
現在新たに架けられた橋は、耐震で長寿命な橋となっており安心して長く利用できるよう作られています。
治水工事
洪水から守るための工事
治水とは、字のごとし水を治める=洪水から守るという意味です。
河川は、一級河川、二級河川、準用河川とあります。
一級河川は県を跨ぐ河川であり国が管理する河川ですが、一部上流部分では県が国から委託を受けて管理しています。群馬県は利根川が一級河川であり、国内でも大きな河川であるため、烏川と合流する付近から下流が国管理となります。
そのため、支川は全て一級河川となっています。各河川は河川以外に降った雨に対処するためある程度の洪水確率で河川の堤防等は作られていますが、異常時の事を考えて長年に分けて河川改修をおこなっています。少しでも安全安心して暮らせるように、限られた工期の中で工事を完了できるようにしています。
災害時対応
台風、豪雨、地震
対応
当社は、災害が発生する恐れがある段階から様々な対応のため、官公庁と連絡を取り合って、それらの指示の元、昼夜問わず様々な対応を行っています。
土地改良
用水路・農地整備
前橋市北部の赤城山麓に流れる大正用水、渋川市境から利根川に平行して、伊勢崎市へと流れる広桃用水の水路改修。
農地を作業効率を上げるための土地形状や用水路当整備をおこなう改良をおこなっています。
環境森林部(森林関係)
森林の保全工事
森林は貴重な自然と景観をもたらしてくれます。また、私たちにとって重要な水源となります。その大切な森林の保護=山の保全を行うための工事をおこなっています。
群馬県公営企業
群馬県企業局事業
前橋市と渋川市境にある坂東橋直上流から利根川の水を使って広桃用水が取水しています。その用水と佐久発電所が利用した水を合わせて、用水路を改修して発電所が4個所造られています。これを企業局にて管理しており、当社では土木構造物に関する業務を請け負っています。
(公営企業とは:例えば発電では、発電した電気を販売して得た費用で経営をおこなっている組織です。通常の企業と唯一違うのは、純利益が無いことです。)